気づけば、わが子の不登校は6年目に入りました。
中学1年生になった今も、「この子は一般的な高校に行けるのだろうか」と考えてしまい、頭を悩ませることがあります。
短期の不登校とは違い、内申点もほぼなく、不登校の高校進学に関する情報も少ない。
「不登校の子は高校に行けるのか」
「どんな進路があるのか」
──そんな疑問ばかりが増えていきました。
先生やスクールソーシャルワーカー(SSW)にそれとなく聞いてみても、
- 学費が高い
- 家から遠くて寮が必要
- 私立通信制しか選択肢がない
といった話ばかりで、調べること自体が億劫になっていました。
でも、中1の今、進路の見通しが立たないまま先延ばしにするほうがもっと怖い。
そこで少しずつ情報を調べた結果、驚いたことに公立高校の通信制課程という選択肢があることを知りました。
「高校に行ける気がしない」と感じるのは自然なこと

不登校が続くと、親はどうしても 「高校=毎日通う場所」 という固定観念にとらわれてしまいます。
- 不登校でも高校に行けるのか
- 通える高校はあるのか
- 公立高校は受けられるのか
- 通信制高校は不登校の子に向いているのか
こうした疑問を考えるだけで、不安が膨らみ、行動する気力が奪われてしまうこともあります。
少しずつ前に進むための工夫(不登校の進路準備)
少しずつ前に進むために、まずは「親ができる準備」から始めようと思っています。
一度に全部を調べようとすると気持ちが折れてしまうので、
まずは私自身が安心できる情報を少しずつ整理していくつもりです。
1. 親だけで情報を整理する
- 文科省の「学校基本調査」で、公立通信制高校が都道府県にあることを確認
- 都道府県教育委員会のホームページで、通信制課程の設置状況をチェック
- 学費・スクーリング日数・通学距離など、最低限の条件をメモ
2. 子どもに気負わせない情報提供
- 「資料を眺めるだけでいいよ」と、選択の主導権を子どもに残す
- 興味が向いたときだけ一緒に読む
3. 小さな一歩から始める
- 資料請求や問い合わせは親が先に行う
- 子どもが安心できる情報だけを少しずつ共有
- 無理に動かさず、子どものペースを尊重
こうして「不安の塊」だった進路が、少しずつ「やれることリスト」に変わっていきました。
公立通信制高校は、全国どの都道府県にもある
文部科学省の「学校基本調査」では、 通信制課程を設置している公立高校が全国すべての都道府県に存在することが確認できます。
学校名までは文科省では公開されていませんが、 都道府県別の設置数という一次情報は明確に示されています。

(※出典:文部科学省「学校基本調査」よりデータを引用し、グラフは筆者作成)
公立通信制高校のメリット(不登校の子に向いている理由)
公立通信制高校は、不登校の子でも学びやすい環境が整っており、親が先に情報を整理するだけで、進路の選択肢が見えやすくなります。
少しずつ情報を集める中で、次のようなメリットがあることが分かりました。
| メリット | 具体例・ポイント |
|---|---|
| 学費が安い | 就学支援金で授業料がほぼ無料になることも (参照:高等学校等就学支援金制度:文部科学省) |
| スクーリングが少ない | 月数回の登校でOK。通学負担が少ない |
| 年齢層が幅広い | 同年代のプレッシャーが少なく落ち着いた環境 |
| 公教育として安心 | 教育委員会運営で、学習内容も進路相談も安定 |
| 自主性を尊重 | 自分のペースで学べるため、不登校の子に合いやすい |
「不登校の子に向いている高校」「通いやすい高校」を探している親にとって、 公立通信制は現実的で負担の少ない選択肢です。
一歩ずつ進める行動ステップ(不登校からの高校選び)
例えば「親が先にやること」「子どもと一緒にやること」に分けると、親が読みながら具体的にイメージしやすくなります。
- 教育委員会に問い合わせて資料を取り寄せる
- 子どもには「眺めるだけでいいよ」と伝える
- 興味が出たらスクーリングや体験入学の日程を確認
- 学費・通学日数・サポート体制を整理
- 子どもが自分のペースで選べるよう、親は情報サポートに徹する
進路は「親が先に安心する」ことで、子どもも安心して選べるようになります。
まとめ:不安は「知らなかった」から生まれていただけかもしれない
不登校が続くと、「高校に行ける気がしない」という不安は自然なことです。
ましてや、誰もそのような情報を提供してくれないことも多く、
母親自らアクティブに動かなければ情報を得られないため、心労がたまるのも当然です。
でも、公立通信制という選択肢を知り、親が少しずつ情報を整理するだけで、 見えなかった道が少しずつ見えてきました。
今すぐ決める必要はありません。
気持ちが向いたときに、そっと調べてみる。 その一歩が、心の負担を軽くしてくれるかもしれません。


