小2の息子が突然つぶやきました。
「電卓あるじゃん。なんで九九を覚えなきゃいけないの?」
その瞬間、私は固まりました。
この頃はまだ「行き渋りの段階」でした。
でも私はすでに、「このまま勉強しなくなったらどうしよう」と将来を勝手に想像して、不安でいっぱいになっていました。
そしてその後、息子は本格的に学校へ行けなくなります。
この記事では、息子が九九を覚えなかった理由と、その後の学びの変化について書いています。
▶行き渋り期については、こちらをご覧ください。
不登校で勉強しない息子が九九を覚えない理由

息子は九九を覚える意味が納得できなかっただけで、怠けでもわがままでもありませんでした。
心理学の自己決定理論では、人は自律的に選べると感じたときに動きやすいとされています。
つまり息子の九九拒否は、「不登校だから勉強しない」のではなく、自分の頭で考えている証拠だったんだと思います。
学び方はデジタル時代で大きく変わっている
丸暗記だけが勉強ではありません。
今は動画・ネット・AIなど、子どもが自分に合った方法で学べる時代です。
息子の場合、教科書は嫌がるのに、好きな動画は夢中で見ます。
AIとの対話では、
- 文句を言いながら質問する
- 納得するまで聞き返す
- 歴史や科学のトリビアを深掘りする
こんな姿が見られました。
視覚優位の子は、教科書より動画の方が理解が早いこともあります。
そしてAIとの対話は、安心感を得ながら学べる「新しい学び方」でもあります。
▶「勉強しないのは甘えなのか?」まとめ記事はこちらです。
不登校でも大丈夫?親ができることとは
「勉強しない=将来が危ない」
これは親の不安であって、子ども自身の能力とは別問題です。
親ができることはシンプルです。
- 興味のあるテーマを一緒に調べる
- 強制ではなく「納得」を大事にする
- 小さな達成感を認めて自信を育てる
これだけで、子どもは自分のペースで学びを広げていきます。
実体験:九九拒否から6年後にわかったこと
小2の頃、息子は九九に拒否反応を示しました。
周りの子が楽しそうに唱える中、息子は言いました。
「電卓やPCあるし大人だって使ってるじゃん。なんでわざわざ覚えなきゃいけないの?」
私はフリーズして「電卓がない時にすぐに計算できるからかな?」としか言えませんでした。
正直、自分でも「九九はやらなければいけない勉強」としか思っておらず、そこまで疑問を感じたことがありませんでした。
でも今思えば、息子が欲しかったのは答えではなく納得感でした。
歴史トリビアで変わった瞬間
ある日、息子が聞きました。
「方程式って誰が考えたの?」
調べてみると、紀元前2000年頃の「バビロニア人」が粘土板に数字を書いて方程式を解いていたことがわかりました。
息子は目を丸くして、「そんな前から…!?」と驚いていました。
私も、このような歴史の深堀をした経験がなかったので、「新たな視点からの歴史の学びだな」と思わず感心してしまいました。
AIとの対話が「学び」に

最近はAIも身近になり、息子は文句を言いながら質問し、対話しながら学ぶようになりました。
AIは怒らないし、何回聞いても嫌な顔をしない。
だから安心して学べます。ただし、AIも完璧ではなく、間違えることもあるため、あくまでサポートとして使うことが大切です。
そして気づけば、ITスキルや情報リテラシーも自然に身についています。
親が教えてあげられない時も勉強ができるため、どんどん活用するべきだと感じています。
中1になった今も、将来はまだわからない
中1になった今、九九はまだ怪しいです。
でも、興味のある知識は動画やネット、AIを通してあっという間に吸収します。
丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を理解する学び方ができるようになりました。AIに気軽に話しかけると、分かりやすく説明してくれるため、勉強が苦手な子どもでも学びやすいです。
正直に言えば、将来が明るいかどうかなんて、まだわかりません。
不安がゼロになったわけでもありません。
でもひとつだけ言えるのは、息子なりの学び方は、ちゃんと育っているということです。
▶「高校に行ける気がしない」と感じる方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
不登校で勉強しない息子を見ていると、不安は今も消えません。
将来がどうなるのか、正直わかりません。
でも、あのとき九九を拒んだのは、怠けではなく疑問だったのだと思います。
学び方は一つではありません。年々勉強の方法は進化しています。
自分の固定概念で「勉強させよう」とするのは間違いだったと気づきました。
子どもに合わせて柔軟に方法を試すことも、最近は少しずつ楽しいと感じています。

