不登校児の勉強がわからない対策│どうやって乗り越える?

不登校児の勉強が分からない対策│どうやって乗り越える?のアイキャッチ 学習・勉強の進め方
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不登校が長期化すると、学習の遅れはどうしても避けられません。
うちの息子も、小学2年生からほとんど学校に行けず、学習が止まった期間が長く続きました。

中学1年の今でも、息子は九九や分数の割り算・掛け算がすぐには解けません。

「どこから手をつければいいの?」
「このまま高校に行けるの?」

この6年間、息子の「勉強がわからない」と向き合ってきました。

不登校の子どもの勉強は、単に「遅れている」では片づけられません。
心のエネルギー、生活リズム、やる気の波、親子の関係……すべてが絡み合っています。

この記事では、
小2からほぼ不登校・中1で基礎からやり直した息子との6年間の実体験をもとに、
「勉強がわからない」ときに親ができる“現実的な対策”をまとめました。


まず知ってほしい「不登校の学習の現実」

息子は小学校2年生からほとんど学校に行けなくなりました。
その結果、学校の授業で得た知識はほとんど頭に残っていません。

● 頭の中はほぼ YouTube の情報

学校の学習より、YouTubeで得た知識のほうが圧倒的に多い。
「勉強」という概念そのものが生活から消えていきました。

正直なところ、
“何もしないよりは YouTube のほうがまだ勉強になるのかな?”
と、親として本来考えたくないような思考にまでたどり着いています。

小4で一時的に塾に行けたが、続かなかった

学校に行けるようになったタイミングで塾も辞めてしまい、学習習慣は完全に途切れました。

そもそも個別指導の塾代は高額で、母親の私が働けない状態では続けることが不可能でした。

さらに、不登校の子は行ける日が読めないため、「行けないのに月謝だけ消えていく」という状況になりやすく、経済的にも精神的にも負担が大きくなります。

集団塾だと「人が多くて行きたくない」と嫌がり 八方ふさがりな状態に。

▶不登校児を抱えながら外で働くことが困難な理由は、こちらをご覧ください。

中1の今でも九九・分数が曖昧

まったく分からないわけではないけれど、明らかに学習の土台が抜け落ちている。

2〜3年の不登校なら「まだ追いつける」と思っていました。
でも6年となると、親だけではどうにもできないと感じています。


「勉強がわからない」を分解して見えた3つの原因

6年間向き合ってきて、私は「勉強がわからない」の裏側にある本質が見えてきました。

そもそも「やろうとしない」

夕方に起きるため、親が教えようとしてもタイミングが合いません。
タイミングが合っても、本人が動かない。

「勉強に意味を見出せない」から続かない。

生活リズムの乱れがすべてを崩す

昼夜逆転で体力がなく、集中力も続かない。
勉強以前の問題です。

勉強の意味が見えないと動けない

  • 「なんで勉強しなきゃいけないの?」
  • 「大人になって使わないでしょ」

将来のイメージが持てないため、勉強する理由が理解できない。
親が説明しても響かないことがほとんどでした。

「頑張りたい」「追いつきたい」という気持ちが見えるならこちらも精一杯サポートしますが、そのような気持ちが見えない状態では、親の方が心が折れてしまいます。


我が家で実際に効果があった“現実的な対策”

そんなやる気が見えない状態での「私が行った小さな対策法」です。

■ 対策①:本人の“気分がいい瞬間”を逃さない

気分がよくて、
何もすることがなくて、
こちらのタイミングと合ったときだけ、

「勉強したらゲーム少しやっていいよ」
と言うと、少しだけ取り組む。

これが唯一の突破口でした。

■ 対策②:短時間・超低ハードルで始める

  • 1問だけ
  • 5分だけ
  • 1ページの半分だけ

その日の本人のやる気を見ながらうまく微調整しました。「やる気がない子」には、これくらいでちょうどいい。

■ 対策③:刺さらない声かけはやめる

  • 「勉強しなさい」は逆効果
  • 「将来困るよ」も響かない
  • 「受験があるよ」も現実味がない

声をかけてもやらないと、親がしんどくなります。

■ 対策④:生活リズムを“整えようとしすぎない”

昼夜逆転の子に、朝から勉強は無理です。
まずは「起きる時間を少しだけ前にする」くらいで十分だと思います。

■ 対策⑤:親が全部背負わない

親が毎日付き添うなんて無理です。
そもそも起きない日が多いので、付き合っていられないのが現実です。

親のエネルギーが尽きたら終わり。
だから“できる日だけやる”でいい
のではないでしょうか?


高校進学に向けてできる現実的な準備

しかし、勉強ができないと将来が詰む可能性もあります。中学卒業からの現実的な選択肢を考えてみました。

● 公立通信制高校

現状の学力でも入れそうなので、まずはここを目指しています。
ただし、本人が嫌だと言えば詰みます。
結局は本人のやる気次第なんです。

都道府県に1校はあり、倍率が低くければ不登校児には続けやすい学校だと思います。

▶詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

● 定時制高校

生活リズムが整えば可能性はあります。


まとめ:6年間向き合って見えた“本当の対策”

6年間向き合ってきて、私が痛いほど感じたことがあります。

結局、親がどれだけ頑張っても「本人のスイッチ」が入らないと動かない。

だからこそ、
不登校の子どもの学習における“対策”とは、

  • 無理にやらせない
  • 気分がいい瞬間を逃さない
  • 超低ハードルで始める
  • 親が疲れすぎない
  • 本人のスイッチが入るのを待つ

この5つに尽きると思っています。

完璧じゃなくていい。できない日があって当たり前。
それでも、1ミリずつ積み重ねていけば、必ず前に進めると信じています。

これを見て「甘やかし」と思われるかもしれませんが、これが不登校児を育てる限界だと感じています。

▶勉強のやり方が分かっても、本人にやる気がない場合の話はこちらの記事をご覧ください。

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