不登校の子どもが突然学校に行く理由とは?また行けなくなる不安と親の本音

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不登校の子どもが、ある日突然「学校に行く」と言い出すことがあります。

親としては、もちろんうれしいです。

でも同時に、

「本当に行けるのかな」
「明日も行けるのかな」
「またすぐ行けなくなるのでは」

という不安も出てきます。

私の息子も、不登校が続いていた時期に、ふっと登校を再開したことがありました。

朝、リュックを背負って家を出ていく姿を見たときは、うれしいより先に驚きと緊張がありました。

そして、「これで不登校が終わるのかもしれない」と期待した一方で、「また行けなくなったらどうしよう」という怖さもありました。

実際、息子は一時的に登校できたものの、その後また学校へ行けなくなりました。

この記事では、わが家の体験をもとに、不登校の子どもが突然学校に行く理由や、登校再開後に親が感じやすい不安について書いていきます。

不登校の子どもが突然学校に行くことはある

不登校が続いていても、ある日突然学校に行くことはあります。

ただし、突然登校できたからといって、不登校が完全に解決したとは限りません。

子どもの中で何かきっかけがあったり、その日だけ気持ちが向いたり、行事や友達との関係が後押しになったりすることもあります。

親から見ると、急に動き出したように見えます。

でも、子どもの中では、それまでに小さな変化が積み重なっていたのかもしれません。

突然登校したように見える理由子どもの中で起きていたかもしれないこと
友達に会いたくなった人とのつながりが登校の後押しになった
行事や区切りが近かった「今だけ行ってみよう」と思えた
家で少し元気が戻ってきた外へ出る力が少し出てきた
好きなことが学校とつながった学校に行く理由ができた
なんとなく行けそうだった本人にもはっきり説明できない変化があった

不登校の子どもが突然学校に行く理由は、ひとつに決められるものではありません。

親が見えていないところで、少しずつ気持ちが動いていることもあるのだと思います。

わが家で突然登校した日のこと

わが家でも、不登校が続いていた息子が、ある日突然学校へ行ったことがあります。

その日の朝、息子は少し緊張した表情で靴を履き、リュックを背負いました。

「行くの?」

そう聞くと、沈黙のあと、小さくうなずいて家を出ていきました。

私は正直、途中で帰ってくるかもしれないと思っていました。

学校まで行けても、教室に入れないかもしれない。
途中でしんどくなるかもしれない。
午前中だけで帰ってくるかもしれない。

そう思いながら見送ったのを覚えています。

でも、その日は最後まで学校で過ごして帰ってきました。

帰ってきた息子は疲れているようにも見えましたが、少し安心したような表情をしていました。

「楽しかった」

そう言われたとき、私はうれしかったです。

でも同時に、怖くもなりました。

明日も行けるのか。
来週も続くのか。
これで期待していいのか。

そんなことを考えてしまったからです。

不登校の子どもが学校に行けた日は、親にとってもうれしい日です。

でも、長く不登校を見てきた親ほど、手放しでは喜べないこともあります。

登校のきっかけになったかもしれないこと

息子が突然登校した理由は、はっきりとは分かりません。

本人に聞いても、明確な理由が返ってくるとは限りませんでした。

ただ、今振り返ると、いくつかきっかけになったかもしれないことはあります。

友達とのつながり

不登校中でも、息子は友達と完全に切れていたわけではありませんでした。

ゲームやスマホを通して、友達とつながっていた時期もあります。

学校に行けば、直接友達と話せる。

そのことが、少しだけ背中を押したのかもしれません。

友達との関係は、不登校の子どもにとって負担になることもあります。

でも、安心できる相手がいる場合は、登校のきっかけになることもあるのだと思います。

好きなことや学校での楽しみ

不登校中の子どもが学校へ行くきっかけは、必ずしも「勉強したい」「学校生活に戻りたい」という大きな理由とは限りません。

友達と話したい。
好きな活動がある。
少し気になることがある。
その日だけ行ってみようと思った。

そんな小さな理由でも、登校につながることがあります。

わが家でも、ゲームや友達との話題が、学校への気持ちに少し関係していたように感じます。

ただし、「ゲームをしたいなら学校へ行く」という形で強く結びつけると、子どもの状態によっては負担になることもあります。

スマホやゲームの扱いについては、こちらの記事でも書いています。

不登校の子からゲームを取り上げたら逆効果だった|7年目の親が感じたこと

区切りや環境の変化

小学校の卒業前や進級、クラス替え、行事など、区切りのタイミングが子どもの気持ちを動かすこともあります。

「最後だから行ってみよう」
「少しだけ頑張ってみよう」
「新しい環境なら行けるかもしれない」

そんなふうに思うこともあるのかもしれません。

ただ、区切りのタイミングで登校できたとしても、それがそのまま継続につながるとは限りません。

そのときだけ頑張れた、という場合もあります。

行けた日ほど、親は期待してしまう

不登校の子どもが学校に行けた日は、親として本当にうれしいです。

でも、同時に期待もしてしまいます。

「このまま続くかもしれない」
「やっと回復してきたのかもしれない」
「もう不登校は終わるのかもしれない」

そう思いたくなります。

私もそうでした。

でも、期待した分だけ、次に行けなかったときの落ち込みも大きくなります。

昨日は行けたのに。
楽しかったと言っていたのに。
どうして今日は行けないの。

そんな気持ちになってしまうこともあります。

子どもを責めたいわけではありません。

でも、親の中ではどうしても期待と不安が動きます。

子どもが登校できたとき親の中で起きやすい気持ち
1日行けた明日も行けるかもしれないと期待する
楽しかったと言ったもう大丈夫なのかもしれないと思う
友達と話せた学校に戻れるのではと考える
最後まで過ごせた不登校が終わるのではと期待する
次の日に休んだ期待した分、落ち込みや不安が大きくなる

登校できた日は大事です。

でも、親の期待が大きくなりすぎると、子どもにもプレッシャーになることがあります。

また行けなくなることもある

一度学校に行けたとしても、また行けなくなることはあります。

息子も、登校できる時期と行けない時期を繰り返しました。

一時的に登校できたあと、中学校に入ってから再び学校へ行けなくなりました。

環境が変わったことも大きかったのだと思います。

  • 小学校とは違う教室
  • 新しい先生
  • 新しい友達関係
  • 勉強の進み方
  • 部活や学校生活の雰囲気

中学校は、小学校とは負担の種類が変わります。

本人なりに頑張っていたのかもしれませんが、しばらくすると、また動けなくなっていきました。

毎朝声をかけても、机に突っ伏したまま動かない日もありました。

その姿を見て、「ああ、また行けなくなってしまった」と感じました。

でも今振り返ると、一度登校できたことが無意味だったとは思いません。

続かなかったとしても、その時期に行けた事実は残ります。

「行けたのに、また行けなくなった」ではなく、
「そのときは行ける力が少し出ていた」
と考える方が、親子ともに少し楽なのかもしれません。

登校再開のあとに親が気をつけたいこと

不登校の子どもが突然登校したあとは、親も気持ちが揺れやすくなります。

うれしい。
でも怖い。
期待したい。
でも期待しすぎたくない。

その間で、親もかなり疲れます。

私自身の経験から、登校再開後は次のようなことを意識したいと感じました。

親が気をつけたいこと理由
行けた日を大げさにしすぎない子どもにプレッシャーになることがある
次の日も行けると決めつけない登校が続くとは限らないため
休んでも責めない「また失敗した」と感じさせないため
疲れを見逃さない登校後に反動が出ることがあるため
学校以外の選択肢も残す行けなくなったときに親子が追い詰められないため

「よく行けたね」と伝えることは大切です。

でも、「明日も行けるよね」「この調子で続けよう」とすぐに次を求めすぎると、子どもは苦しくなることがあります。

親としては難しいですが、登校できた日も、行けなかった日も、できるだけ淡々と受け止めることが大事なのかもしれません。

学校以外の居場所も考えておく

突然登校できるようになると、親は「学校に戻れるかもしれない」と思います。

でも、また行けなくなったときのために、学校以外の居場所や学び方も知っておくと、親の不安は少し減ります。

教育支援センター、フリースクール、オンライン学習、家庭での学び、通信制高校など、学校以外にも選択肢はいくつかあります。

もちろん、選択肢を知ったからといって、子どもがすぐ動けるわけではありません。

でも、親が「学校に戻れなかったら終わり」と思いすぎないためには、知っておく意味があると思います。

不登校の子の居場所とは?学校以外の選択肢とつながれない時期の考え方
不登校で「高校に行ける気がしない」と感じてしまう親へ。公立通信制という選択肢

まとめ:突然学校に行けても「もう大丈夫」と決めつけなくていい

不登校の子どもが突然学校に行くことはあります。

友達とのつながり、行事や区切り、好きなこと、本人の中の小さな変化など、きっかけはいくつも考えられます。

ただ、突然登校できたからといって、不登校が完全に解決したとは限りません。

行けた日は大事です。
でも、また行けなくなることもあります。

親としては、うれしいのに怖い。
期待したいのに、期待しすぎるのも怖い。

その気持ちは自然なものだと思います。

大切なのは、登校できたことを喜びながらも、「これでもう大丈夫」と決めつけすぎないことなのかもしれません。

行けた日も、行けなかった日も、そのときの子どもの状態を見ながら、親子が追い詰められない形を探していく。

それが、不登校7年目の親として今感じていることです。

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