不登校の子どもが部活に入ることは可能ですが、「迷惑になるのでは」と悩む親は少なくありません。実際、部活動は集団行動のため、出席が不安定になると周囲へ影響が出る場面もあります。
私の子どもも中学で部活に入り、最初の1ヶ月は毎日通えていました。
しかし、その後学校も部活も行けなくなりました。今回は、不登校の子どもが部活に参加する難しさと、親として感じた葛藤を実体験ベースでまとめます。
不登校の子どもが「部活に入りたい」と言った理由
不登校が続いていた子どもが、中学入学のタイミングで「部活に入りたい」と言いました。
学校そのものには行きにくさがあっても、「部活ならやってみたい」という気持ちが出てきた状態でした。自分からやってみたいと言ったのは、それが初めてでした。
不登校の子どもが部活に興味を持つケースは珍しくなく、環境や人間関係の負担が比較的軽い活動から動き出すこともあります。
嬉しさと同時に「続くのだろうか」という不安もありましたが、その気持ちを大事にしたいと思い、入部を決めました。
不登校でも部活だけ参加することはできる?
不登校でも部活動に参加すること自体は可能です。
ただし、学校に行く頻度や体調の波によっては、継続が難しくなることもあります。特に中学生の部活動は集団行動が基本のため、以下のような要素が影響します。
- 練習の出欠が安定しない
- ポジションや役割が固定しにくい
- チーム全体のスケジュール調整が必要になる
そのため「参加できるかどうか」と「継続できるかどうか」は別の問題になります。
不登校の子どもが部活にいると迷惑と言われる理由
部活動は集団で動くため、不登校の子どもが参加することに対して「迷惑ではないか」と感じる人がいるのも事実です。
特に試合や大会を目指す部活では、役割やポジションを固定して練習することが多く、急な欠席が続くと調整が必要になります。
また、出席が安定しないことで練習メニューを組みにくくなったり、顧問や他の部員に負担がかかったりする場面もあります。
入部時に感じた「最初から行けなくなる前提」の空気
入部が決まったとき、先生から配慮の説明がありました。
休みが続いてもチーム全体への影響が出にくい役割を、最初から考えてくれていたのです。
その配慮はありがたかったです。
でも同時に、「最初から行けなくなる前提で扱われた」という気持ちが、ほんの少しだけ湧き出てきました。
でも自分が先生の立場でも、「長期不登校の経験がある子ども」だと分かっていたら、きっと同じ対応をとったと思います。
だからこそ、何とも言えないモヤモヤした気持ちになりました。
「迷惑かもしれない」と思う気持ちも理解できた
もし自分が部員側だったら、正直「困る」と感じたかもしれません。
部活は1人1人が役割を持つ集団活動だからです。
1人欠けることで練習や試合に影響が出ることもありますし、他の部員がフォローに回る場面もあります。集団活動の部活経験者なら理解できると思います。
だからこそ、「迷惑と思う人がいる」という現実も分かっていました。
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不登校でも部活参加を受け入れてくれるケースもある
ただし、これは「全員が迷惑と感じる」という意味ではありません。
実際には理解を示してくれる先生や部員もいます。
一方で、部活動という仕組み上、負担が発生しやすいのも事実です。
だからこそ、「迷惑かどうか」は白黒では語れない問題なのだと思います。
不登校でも本人には現実を伝えた
本人には本当のことを伝えました。
もう中学生だし、集団の中に入るなら周囲への影響を知っておくべきだと思ったからです。
もしかしたら、それがわかれば不登校にならないかもしれないという期待も、どこかにありました。
でも子どもの反応は「ふーん」でした。
「…正直に話しすぎたかな」と思いました。
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不登校でも1ヶ月は部活に通えていた
入部後の1ヶ月、子どもは本当に楽しそうでした。
朝から学校へ行って、部活をして帰ってくる。小学校からずっと行けない時期が続いていたから、普通の中学生と同じ毎日が、夢なんじゃないかと思うくらいでした。
でも、怖かったです。
きっと反動が来る。
またいつか行けなくなる。
だから毎日のように声をかけていました。
「部活、無理しなくていいよ」
「遅刻してもいいよ」
「休んでもいいよ」と。
子どもは「大丈夫」と言っていましたが、信じきれませんでした。
なぜなら、小学2年生から何度も、行っては行けなくなるを繰り返してきたからです。
GWの前から、少し休みが出始めました。…予感はしていました。
GW明け、完全に行けなくなりました。
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不登校の子どもを部活に入れた親として感じた葛藤
「もういけないの?」と言いました。
責めたわけじゃありません。
ただ、予感が当たってしまったときの「やっぱりか」という気持ちがそのまま出た言葉でした。
子どもは「1ヶ月頑張ったから、ちょっと休ませて」と言いました。
その「ちょっと」が、1日になり、1週間になり、1ヶ月になりました。
そして行けなくなったとき、ふと思うんです。
あの対応は、間違いだったのかな、と。
部活動側に負担をかけてしまった可能性や、最初から参加しない方が良かったのではないかという迷いも残りました。
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不登校でも部活に挑戦した意味はあったと思う
一方で、子ども自身が「やってみたい」と言えたこと自体は大きな変化でした。
そして実際に1ヶ月間通えたという事実もあります。
結果だけを見ると、途中で終わってしまったように見えるかもしれません。
もちろん、周囲に迷惑をかけてしまった部分はあったと思います。
それでも、その期間は確かに存在していました。
続くかどうかよりも、その気持ちを持てたことに意味があるとも感じています。
まとめ|不登校の部活参加は迷惑かどうか簡単には決められない
不登校の子どもが部活に入ることは可能ですが、継続には個人差があります。
また、部活動の性質上、迷惑と感じられる可能性がゼロではないのも事実です。
ただし、それだけで判断できる問題ではなく、子どもの状態や学校側の理解によって大きく変わります。
正解は一つではなく、その都度の選択の積み重ねになると感じています。
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