不登校は甘やかし? 小2から始まった「集団が無理」なリアルと親ができること

不登校は甘やかし? 小2から始まった「動けなくなる」リアルと親ができること 不登校の原因と向き合う
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「不登校は甘えなのでは?」

「親が甘やかしているから学校に行かないのでは?」

そんな言葉に傷つく親は少なくありません。

でも実際には、不登校は「甘え」ではなく、子どもの気質が今の学校というシステムに限界を迎えたときに起こるサインです。

よく「エネルギー切れ」なんて綺麗な言葉で言われますが、正直、親としては「そんなふわっとしたもんじゃない」と感じることもありますよね。

うちの場合は、おそらくHSP(非常に感受性が強い特性)からくる「集団への拒絶反応」でした。

この記事では、不登校が単なる甘やかしではない理由と、親ができる現実的なサポートについて、わが家のリアルな体験を「例」として交えながら解説します。

小2で始まった不登校─最初のサインは学校での「異変という名の症状」

小2で始まった不登校――最初のサインは「学校での異変」

不登校の始まりは、家ではなく学校からでした。

ある日、先生からこう言われました。

「最近、机の下に隠れて、教科書で壁を作ってこもっているんです」

正直、最初は信じられませんでした。

家ではそんな様子は一切なく、普通に話すし、遊ぶし、「…先生、大げさじゃ?」と思ったほどです。

でも今思えば、家だけが「安全な場所」だったから普通に見えていただけなのかもしれません。

学校という大勢の人間がいる空間は、彼にとって耐えがたい「状態」だったのでしょう。

そのサインが「机の下に隠れる」という形で出ていたのだと、後になって気づきました。

ここから、朝の「お腹痛い」が始まり、行き渋りが強くなり、やがて「学校に向かうことそのものが難しい状態」へと進んでいきました。

イベントは行けるのに普段は無理―これも甘やかしではない

不登校の子に多いのが、イベントだけは頑張れるという現象です。

運動会は行ける、遠足は行ける、発表会は行ける。

でも、翌日からまた行けなくなる。

これを見て「行けるなら普段も行けるでしょ?甘やかしてるんじゃない?」と言われることがあります。

ネットの相談掲示板でも「不登校って普通に甘えているだけだと思うのですが」という厳しい意見を見かけます。

しかし実際は、イベントは「終わりが見える」「役割が明確」「一時的」だから耐えられるだけ。

日常の学校生活は、五感が鋭い子にとっては「終わりが見えない持久戦」なんです。

これは不登校の「甘え」ではなく、受けているストレスの種類の違いです。

▶「不登校なのにイベントだけ来るのはずるい」と感じる方は、こちらもご覧ください。

親が付き添わないと学校方向へ進めない―「物理的に無理」な状態

親が付き添わないと学校方向へ進めない―甘やかしではなく「物理的に無理」

不登校の子どもは、「行きたくない」ではなく「学校に向かう体が動かない」状態になることがあります。

息子もまさにそうで、私が一緒に歩かないと、学校の方向へ一歩も進めませんでした。

これは「甘やかしているから動かない」のではなく、学校という「集団の場」に近づくほど、本能的に身体がブレーキをかけてしまう状態です。

私も実は集団が苦手なので分かりますが、あの「馴染めない場所」へ行く苦痛は、根性論でどうにかなるものではありません。

先生もできる限りの対応をしてくれましたが、親がずっと横にいないと動けない息子を見て、「これは甘やかしではなく、気質の問題なんだ」と痛感しました。

行けたり戻ったりの「波」は、回復プロセスの特徴

不登校は、一直線に回復するわけではありません。行けたり戻ったりを繰り返す「波」が必ずあります。

この波を見て「甘やかしてるから戻るんだ」と周囲に言われることもありますが、実際はそうではありません。

この波こそが不登校の大きな特徴であり、無理をさせた後の反動であったり、少しずつ外の世界を試している証拠だったりします。

朝の声かけが厳しくなるのは「生活の現実」

不登校の家庭で一番苦しいのが、朝の声かけです。

本当は優しく寄り添いたい。でも現実には、仕事の時間もあれば、兄弟の支度もある。

時間に追われて余裕がなくなり、どうしても声かけが厳しくなってしまうことがあります。

これは甘やかしではなく、親が生活を回すための必死な「親の対応」です。自分を責める必要はありません。

不登校は甘えじゃない―HSP気質が限界を迎えたサイン

不登校の背景には、さまざまな要因が絡み合っています。

  • 学校生活のストレス
  • 集団行動という高い負荷
  • 先生や友達との関係
  • 発達特性やHSP(感受性の強さ)
  • 身体症状

息子の場合も、学校というシステムとの相性が致命的に合っていませんでした。

不登校は「甘え」ではなく、その子の「状態や症状」がこれ以上耐えられないというSOSなんです。

親ができることは「無理に行かせること」ではない

親ができることは、実はとてもシンプルです。

  • 家を安全な場所にする
  • 生活リズムを整える
  • 学校との連携を細めに取り、現状を共有する
  • 子どものペースを尊重する

「不登校は甘やかしだ」という世間の声もありますが、実際には無理に行かせるほうが状況を悪化させることも多いのです。


まとめ:不登校は親子の成長に必要な時間

まとめ:不登校は親子の成長に必要な時間

不登校は甘えではありません。甘やかしでもありません。

子どもが「集団」という仕組みの中で限界を迎えた結果であり、親子が生き方を見直す大切な時間です。

親がまずすべきことは、自分を責めないこと。そして、子どもにとって安心できる場所を守ること。

子どもはいつか、自分のペースで次の一歩を踏み出します。その日まで、ゆっくり見守っていきましょう。

……と、ここまで綺麗にまとめましたが、最後に親としての本音をぶちまけさせてください。

「学校に行けない理由は分かった。でも、家でこれっぽっちも勉強しないのは、流石にただの甘えだよね?」

寄り添いたい気持ちと、ダラダラする姿への怒り。この矛盾に震えているのは私だけゃないはずです。

そんな「勉強しない問題」と格闘した私の試行錯誤の記録は、こちらの記事にまとめました。

不登校で勉強しないのは甘え?元気なのに無気力な息子と格闘した6年の記録

▶不登校の原因の全体像は【こちらのまとめ記事】でチェックできます

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