不登校はニートや引きこもりにつながる?親として頭をよぎる将来への不安

不登校はニートや引きこもりにつながる?親として頭をよぎる一番の不安 家庭生活と接し方
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不登校の子どもを持つ親が最初に抱きやすい不安のひとつが、
「このままニートや引きこもりになるのではないか」という将来への恐れです。

私自身も、子どもが不登校になってからの6年間、何度もこの不安と向き合ってきました。

学校に行かない期間が長くなるほど、外との接点が減り、経験を積む機会が少なくなり、
「このままで大丈夫なのか」という焦りが親の中で強まっていきます。

不登校と向き合う家庭では、多くの親が同じ不安を抱えています。
この記事では、6年間の経験をもとに、
不登校が本当にニートや引きこもりにつながるのか、そして親として何ができるのか
を丁寧に解説していきます。


不登校は本当にニートや引きこもりにつながりやすいのか?

「不登校=将来ニートになる」というイメージは強いですが、実際にはそこまで単純ではありません。
不登校だったからといって必ずニートになるわけではなく、逆に学校に通っていても社会に出られなくなるケースもあります。

ただし、不登校の期間が長くなるほど、

  • 外との接点が減る
  • 行動のハードルが上がる
  • 自信が失われる
  • 社会に出るタイミングを逃しやすい

といった理由から、“引きこもり状態につながりやすい要因が増える”のは事実です。

つまり、
「不登校だからニート・引きこもりになる」のではなく、
「外との接点が途切れると戻るのが難しくなる」
という構造だと感じます。

しかし、不登校から社会復帰している人も多くいます。(芸能界だけを見ても、過去に「不登校だった」と公言している方は多くいらっしゃいます。)

個人的な意見になりますが、
「環境さえ整えば、戻れるのでは?」と感じます。

なお、「不登校だから将来ニートや引きこもりになる確率」を示した
最新の公的な追跡データは、現時点では公表されていません。

文部科学省では毎年、不登校児童生徒数などの実態調査は行われていますが、
不登校だった子どもが数年後にどのような進路を歩んでいるかを追跡した
同種の調査は、平成18年度の報告書が最後となっています。

そのため、「不登校=将来こうなる」と断定できる根拠はなく、
外との接点がどう保たれるかが、その後の選択肢に影響していると考えられます。

ただし、不登校の増加や若年無業者の状況についての統計は公表されており、そこから
“外との接点が減るほど社会復帰が難しくなる”
という傾向は読み取れます。

だからこそ、
外との接点を完全に途切れさせないことが、将来の選択肢を広げるうえで大切だと感じています。


不登校の子が外に出にくくなる理由

不登校の子どもは、外に出ること自体に強いハードルを感じやすい傾向があります。

環境の変化に不安を覚えたり、初めての場所や人との関わりに緊張しやすかったりするため、家の外へ一歩踏み出すまでに大きなエネルギーが必要になります。

なお、HSP(敏感気質)と不登校の因果関係を示す公的なデータはありません。

ただし、教育心理学の分野では、
刺激に敏感な子どもは学校生活の負荷を受けやすく、外の環境や人との関わりに強い疲れを感じやすい
と言われることがあります。

こうした気質がある場合、不登校そのものが原因というより、
“もともとの敏感さ”が外出を難しくしているケースもあります。

また、「サポートがあればできるのに、一人になると止まってしまう」という特徴もよく見られます。

  • わからないと固まる
  • 応用になると考えられない
  • 一人で取り組むと不安が強くなる

など、行動が止まる理由はさまざまです。

こうした傾向は多くの家庭で見られ、私の家庭でも同じように、横で一緒に取り組めば理解できるのに
「じゃあ一人で行ってみよう」と声をかけると動けなくなることがあります。


外部支援が子どもにハマらない

不登校支援としてデイサービスや習い事を利用する家庭は多いですが、
「登録していても実際には行けない日が多い」という声は非常に多いです。

朝の気分、体調、不安、「今日は無理」の一言で予定が崩れることは珍しくありません。

私の家庭でも、デイサービスは登録していても行けない日が多く、
それでも外との接点がそこにしかないため、
細い糸をなんとかつなぎとめるような気持ちで続けています。

親としては「行ける日は行ってほしい」と思うものの、現実はそう簡単ではありません。

本当は自分で行ってほしい。

しかし、それが難しいなら親がサポートしないと、外に出る機会そのものがなくなってしまいます。
多くの家庭で、親が“最後の砦”になっているのが現実です。

▶不登校児のサポートの負担が「母親ばかりになりがちな理由」はこちらをご覧ください。


何もしない時間が続くことが一番のリスク

不登校の期間が長くなると、「基礎が止まっている」という感覚が強まり、周りとの差を意識して動きづらくなることがあります。

一番避けたいのは、
何もしないまま時間だけが過ぎてしまうこと。

だからこそ、子どもが「やりたい」と言った瞬間に、少しでもプラスを乗せられる環境づくりが大切です。

もちろん、休むこと自体は悪いことではありません。
ただ、“完全に止まってしまう状態”が長く続くと、動き出すハードルがどんどん上がってしまいます。

「外部とのかかわりをなくさない」ために、常に
「社会との引っかかりはないか?」
を探し続けています。

何か興味を持ったら、それをどう生かすのか。
どう社会につなげられるのか。
ゴールにつながる道を、親として必死に探しています。


興味を「社会との接点」に変える具体的な方法は?(eスポーツ)

興味を「社会との接点」に変える具体的な方法は?(eスポーツ)

不登校の子どもが強い興味を持つ分野は、社会との接点を作る大きなヒントになります。

例えばeスポーツに興味がある場合、ゲームそのものだけでなく、周辺の仕事にも可能性があります。
※もちろん、これはすべての子に当てはまる話ではなく、合う場合の一例です。

  • ゲーム実況
  • 動画編集
  • ゲームテスター
  • eスポーツ大会の運営・配信
  • コミュニティ管理

もちろん、興味がそのまま仕事につながるとは限りませんが、
社会との接点を作る“入口”にはなり得ます。

意外とeスポーツを通して興味を活かせる領域は広いです。
最近は、eスポーツの専門学校なども見かけるようになってきたので、社会復帰できるきっかけにしたいとは考えています。

「好き」をどう社会につなげるかは、不登校支援の中でも重要な視点です。
子どもの興味が見つかれさえすれば、社会につながる可能性はぐっと近づきます。


まとめ│不登校は「詰み」ではないが、放置すれば自然には解決しない

不登校は“終わり”ではなく、ただの一時停止です。
不登校だからといって未来が閉ざされるわけではありません。

ただ、何もしなくても自然に解決するほど簡単でもありません。

外との接点は細くても途切れさせない、親の限界は自然なこと、興味を社会との接点に変える、「一人でできない」ことは珍しくない、外部支援がうまくいかない家庭は多い。

ときには、親がチャレンジしたことのない分野でも一緒に触れてみることで、新しい道が開けることもあります。
こうした現実を理解しながら、少しずつ前に進むことが大切です。

▶不登校児への家庭での接し方の記事は、こちらにまとめてあります。


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