「不登校の子どもを無理やり登校させてもいいのか」と迷っている方へ。私は実際にやりました。そして後悔しています。
結論から言うと、無理やり登校させたことで、子どもはさらに学校を怖がるようになりました。その後7年間、親子で学校と向き合い続けています。「無理やり行かせれば戻る」というほど、現実は単純ではありませんでした。
「今日だけでも行かせた方が、このまま不登校にならずに済むのではないか」私も毎朝そう思っていました。
今回は、実際に無理やり登校させたときに何が起きたのか、そしてその結果どう感じたのかを正直に書いています。
不登校を無理やり登校させるとどうなる?【結論から】

私の体験では、不登校の子どもを無理やり登校させたことで、学校への不安や恐怖が強まり、行き渋りも悪化しました。
その場では登校できても、根本的な解決にはならず、むしろ学校に近づくこと自体を怖がるようになったと感じています。
毎朝、学校に行きたくないと強く拒否する日が続いていました。
なんとか連れて行こうとしても、玄関の前で止まってしまったり、学校の門の前で動けなくなったりすることもありました。
そのたびに時間だけが過ぎていき、パートにも遅れそうになり、気持ちがどんどん追い詰められていきました。
「このまま何もしないでいいのか」
「でも無理に行かせるのも違うのではないか」
「でもいつまで続くかもわからないし、甘やかしなのではないか」
と、毎日自問自答を繰り返していました。
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実際に無理やり登校させた日に何が起きたか
ある日、どうしても仕事に間に合わず、強引に学校へ向かわせたことがありました。
玄関の前で立ち止まって、「行きたくない」と何度も小さな声で言われたとき、どうしていいか分からなくなりました。
時間だけが過ぎていき、仕事に遅れる焦りもあって、「とにかく行こう。いやだったら先生に早退させてって言えば大丈夫」と手を引いてしまいました。
そのときは、「とにかく行かせなければ何とかなる」という気持ちが強かったからです。
なぜなら保育園の時から、行き渋ることはありましたが、友達に会ったらケロっとすることが多かったからです。
また、一度「休ませる」という選択肢を与えてしまうと、「簡単に休むようになるのではないか…?」という不安もありました。
当時は「行かせることが正しい」と思い込むほど追い詰められていて、冷静な判断ができる状態ではありませんでした。
しかし今振り返ると、かなり無理をさせてしまった行動だったと思います。
無理やり登校させたあとの子どもの変化
無理やり登校させるようになってから、子どもの落ち込みは以前よりも強くなっていきました。
正直、いつからだったのかははっきり覚えていません。
なんとか学校へ行ってほしいと思い、玄関の外へランドセルを出してしまったこともあります。
すると子どもは玄関のドアを何度も蹴り、ドアはへこみ、外壁にも傷がつきました。
気がつくと「俺なんて……」とつぶやきながら、ノートをビリビリに破いたり、鉛筆で何度も紙を塗りつぶしたりする姿を見るようになりました。
あの頃から子どもの心が少しずつ壊れていくように見えました。
当時の私は、「学校へ行かせなければ」という気持ちでいっぱいで、子どもの苦しさよりも、目の前の状況を何とかしなければという焦りに支配されていました。
今振り返ると、子どもだけではなく、私自身も精神的に限界だったと思います。
だからこそ、今同じ状況で悩んでいる親御さんには、「無理に連れて行けば何とかなる」とは言えません。
無理やり登校させたことと、その後の状態に因果関係があると断定することはできません。
ただ、その後7年間、親子で学校と向き合う生活が続きました。
その後も付き添い登校が中心で、自分から一人で学校へ行けた期間は1年もありません。「無理やり行かせれば戻る」というほど、現実は単純ではありませんでした。
仕事と不登校の板挟みで追い詰められた現実

当時一番つらかったのは、仕事との両立でした。
毎日続く行き渋りに対応しながらパートを続けるのは現実的にかなり厳しく、このまま辞めるべきかどうかも判断できませんでした。
ただ、辞めてもこの状態がいつまで続くのか分からず、先が見えない不安が大きかったです。
「子どもを優先すべきか」
「仕事を優先すべきか」
親としての正解が分からないまま、ただ時間だけが過ぎていく感覚でした。
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無理やり登校させてわかったこと
結果として感じたのは、「無理やり行かせることが解決にはならなかった」ということでした。
それまでは迷いながらも学校の前までは行けていたのに、その日を境に「近づくこと自体が怖い」という様子に変わっていきました。日を追うごとに、学校へ向かう一歩がどんどん重くなっていったんです。
一歩踏み出すだけで10分。大げさではありません。
その場では学校に行かせることができても、根本的な安心にはつながらず、むしろ不安や恐怖を強めてしまった面がありました。今思えば、あのときの対応は子どもにとってつらいものだったと思います。
しかし、ワンオペで過ごしていると何が正解か分からなくなり、当時はそれ以外の選択肢が見えなかったのも事実です。
今振り返ると、「どうすればよかったのか分からない中で、私自身も必死だった」というのが正直な気持ちです。
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よくある質問
- Q不登校の子を無理やり登校させるとどうなりますか?
- A
私の場合は、子どもがさらに学校を怖がるようになり、行き渋りが強くなりました。無理に行かせることで安心感は得られず、逆効果に感じる場面もありました。
- Q不登校で毎日休ませるのは甘やかしになりますか?
- A
状況によって受け取り方は変わりますが、当時の私は「甘やかしではないか」と悩み続けていました。実際には、子どもの状態によって必要な対応は大きく変わると感じています。
- Q無理やり登校させると不登校はひどくなりますか?
- A
私の体験では、無理やり登校させたことで不安や恐怖が強まり、結果的に状態が悪化したと感じました。
まとめ|無理やり登校させて感じたこと

子どもによって合う対応は違うと思います。
ただ、私自身は無理やり連れて行ったことを今でも後悔しています。あのときは「行かせることが正しい」と思うほど追い詰められていて、ほかの選択肢が見えなくなっていました。
今振り返ると、子どもが「安心できているか」を基準に考えることが大切だったのかもしれません。
同じように後悔している方がいたら、今からでも子どもとの関係を丁寧に見直していくことはできると、私は感じています。
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